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雑記いろいろ('05.11.8)

・フランスの暴動
 この件に関しては気が重くなる。欧州の大手マスコミはどこも遠慮があるという印象だ。事実関係を述べているだけにとどめたいかもしれない。当り障りの無い内容だが、一応参考に一つだけリンクしておく。(参照)米国ではバグダッドとパリを比較する遠慮の無さで、カトリーヌ報道の意趣返しではあるまいが、概して冷淡な印象だ。欧州での一貫した論旨としては、英国の多文化主義、フランスの同化主義の双方とも破綻したということのようだ。オランダのリベラリズムが行き詰まるのは確かに理解できる。しかしこの両国は、問題を抱えながらもそれなりの現実解を目指して来た国だ。だからこそ欧州の閉塞感は否めないだろう。そしてここに至ってもイスラム教そのものの問題に関しては目をそらしがちだ。ではブログはとなると、フランス人のを多く目にしたわけではないが、これは逆の意味で語りたくない。北アフリカ移民の問題は色々ややこしい。以前のエントリでも少し述べたが。
 知的で前向きな展望をこれほど目にしない問題も、近頃無かった気がする。

・北朝鮮との交渉
 少し前に、核問題や拉致問題などで分科会を設けて個別に交渉するというニュースが流れていた。現在も進めているのだろうが、これはアメリカのアドバイスという気がする。ちょうどEUの支持も確保できた時期でもあり、これからは韓国の押さえ込みに注力というフェーズとなるか。

・鳥インフルエンザ
 ファイザーがワクチン増産の噂。またスイスのロシュはタミフル増産を発表。(参照2)日本政府は何かしてるのだろうか。本来なら製薬会社に話を通すために国会に法案を出す時期なのだが。

・本田美奈子逝去
 芸能関係にはさっぱりな私も名前くらいは知っている。友人で好きな人がいた。白血病とは儚く、残酷なものだ。5日に岩崎宏美が見舞いに行っていたが、そのときはまだ反応があったようだ。私も小学校以来の親しい友人を20代で亡くしている。いずれも親が喪主だ。人間が最も避けなければならないことはそれだとつくづく思う。

 フジモリ出国?すいません、興味ありません(苦笑)

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Comments

フランスの暴動について、NYタイムスは「米国の貧困、黒人問題よりも根は浅いので、問題解決のチャンスは大きいかもしれない」との評論を記載しました.確かに、数世紀に亘る歴史の負遺産である黒人貧困層の問題に比べればそうかもしれないが、欧州のイスラム系移民の問題も、近代史の視点で見れば根は深い.
 アメリカの場合、黒人層はアメリカという国家自身やキリスト教とのアイデンティティー相克は少ないと思われるが、欧州でのイスラム系移民の場合はこのへんの関係が難しい.なにより彼らにはイスラム諸国という出身国があり、その諸国家がグローバリゼーションに取り残されている世界であることと、ヨーロッパとある種の政治的緊張関係にあることが複雑さを増している.ヨーロッパがアメリカ流のグローバル化を採らずEUという形での地域統合化を目指していることも、問題の解決にはプラスとは言えないのではないか.トルコについては先行き明るいかもしれないが、北アフリカやアラブのイスラム系諸国家の場合は、緊張が激化する可能性もある.そう言う意味ではNYタイムスのように貧困、差別の根は浅いとは簡単に言えないのではないでしょうか.

Posted by: M.N.生 | 2005.11.08 11:41 AM

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